兵庫県で新たに農業経営を目指す人に対して、総合的な農業研修を実施する学校のようなところがあります。代表的なところでは農業大学校です。私も埼玉県にいるときには入学しようとしていました。
自分が住んでいるところの近くでは、楽農生活センターというところに、「就農コース」という1年間所定の農場(ハウス1棟、露地1区画)を与えられ、そこで指導を受けながら作物を育てるとともに、農業に必要な様々な知識と技術の講義が受けられる講座が存在しています。
私は、その講座を受講することを希望しているので、楽農生活センターの方にお願いをして、見学をさせて頂きました。
内部は、広さはそれほどでもないのかもしれませんが、全ての施設が整然と飛び地になることなく長方形に収まる非常に好立地にあると思いました。手前に各受講生が作物を育てているビニールハウスがあります。しっかりとした作りのビニールハウスで、きちんとそれぞれの棟が一人一人の受講生に割り当てられ、電線・配電盤もそれぞれの棟ごとに配線されています。大きなファンもついていました。
露地の方は、印象としては割と小さな区画にそれぞれが畝立てをして作物を育てているような印象を受けました。
面白いな、と思ったのは、ここで作る作物の品目は、それぞれの受講生が決めてよく、収穫した作物もそれぞれの受講生に帰属し、売ってもよい(というか流通の部分も研修に含まれているんですね)というところでした。まあ受講に必要な経費を上回って儲けられる人は結構珍しいとのことでしたが…。
しかし、今後受講に応募するための書類を提出し、面接が行われた後、受講できることになれば、受講開始前に作物の品目と栽培する計画を提出しなければならないとのこと。
まだ何も知らない状態で決めるのもなかなか厳しいと思いますが、すぐに実践に移るためなのでしょう。
私も希望する品目を考えておかないといけません。
今のところ、就農後に栽培したい品目は、「きゅうり」、「長ねぎ」なので、それを栽培すればいいのかもしれませんが、結構色々なものを少量多品目で作っている方もいるみたいで、こんな機会ないのだから、他にもいろいろ作ってみるのも面白そうです。悩むなあ。